男の子の成長を願う、5月5日の「端午の節句」。
- 鯉のぼりや
- 5月人形、
- 鎧兜
を飾りますが、熊本県では、独特のしきたりがあるって、ご存知でしょうか?
今回はこの、熊本県ならではの「しきたり」についてご紹介します(`・ω・´)ゞ
もくじ
そもそも、こいのぼりって?
鯉は池や沼でも生息することが出来る、とても生命力の強い魚です。
その鯉が急流をさかのぼり、竜門という滝をのぼると「竜になって天にのぼる」という中国の伝説にちなんで
『こどもがどんな環境にも負けず、立派な大人になるように』
という立身出世の願いが込められているそうです。
でも、親からしたら出世も嬉しいですがとにかく
「生まれてくれてありがとうー!」
「産ませてくれてありがとうー!」
「神様ー!この子をどうかお守りくださいー!」
「私も一生懸命、がまだしますからー!(頑張りますからー!)」
っていう思いでいっぱいなんですよね。
私も子どもを産む前は、
「おー、今年もいっぱい飾られとるわあ」
「意外と男の子っているんやな~・・・」
くらいにしか思っていませんでしたが・・・。
いざご縁があるとそれから見上げる「鯉のぼり」の旗は、全て「奇跡」と「歓声」に見えて・・・。
愛しく思います。
熊本独自のこいのぼりの飾り方とは?
では、熊本県ならではの風習についてご紹介しましょう(`・ω・´)ゞ
熊本県のこいのぼりは、葉をつけた杉の丸太を竿にして、生まれた男の子の姓名を入れた「名前旗」を一番上に飾るという風習があります。
これは、天の神様に
「男の子が生まれましたよーーー!」
と、お知らせするためだそうです。
その下に、
- バレン(竹籠)
- 風車(片矢車)
- 吹き流し
- 黒鯉
- 赤鯉
- 青鯉
の順番で飾っていきます。
矢車は、全国的には2つの輪が重なったものが主流と言われていますが・・・。
熊本県では「片矢」の風車(片矢車)を飾ることが多いんです。
矢旗とは?
熊本県では、鯉のぼりと一緒に武者などを染め抜いた細長い「矢旗」を飾るご家庭が多く見られます。
初節句を「矢旗祝い(やばたいわい)」と表現する地域もあります。
【熊本】鯉のぼりは誰が贈るの?
熊本県では、
- こいのぼり=父親側の実家から
- 五月人形等=母親側の実家から
贈ることが多いようです。
【熊本県】親子で(無料で)楽しめる「金魚と鯉の郷広場」って、どこ?
熊本県には「金魚と鯉の郷広場」という幼児も大人も一緒に楽しめるスポットがあります。
広い広場も、噴水も、遊具が充実した公園もあるので、子どもたちは喜ぶこと間違いなし♪
詳細についてはこちらでレポしていますので、どうぞご参照くださいませ。
親子で作る「こいのぼり」工作
私にも男の子がいます。(今は弟が増え、2人兄弟になりました。)
まだ長男が小さい時(当時2歳)に一緒につくった工作が楽しかったので、貴方にもご紹介しますね(*´ω`*)
→手形でこいのぼりを表現してみる♪
【こいのぼり】熊本県独特の風習まとめ
熊本県出身である私にとっては、「あとぜき」や「さしより」という方言を標準語と勘違いしていたあの日と同じく(笑)こいのぼりの飾り方に関しても「熊本ならでは」だという事を知らずビックリしました。
同じ日本でも、少しずつ違った文化があり、それぞれに深い歴史があるんですね。