日本には昔から、子どもの誕生・成長を祝い、健康を願うという素敵な行事・風習があります。
しかし・・・。いざわが息子のお祝いをしようとすると
「あら?いつ何があるんだっけ?」
「どうすればいいんだっけ?」と
わからないことばかり!
自分もたくさんお祝いしてもらったはずなのに・・・|д゚)
なんとなぁくしか覚えていないことを反省しつつ、改めて調べてみました。
今回は0歳から5歳までの子どものお祝いごとについて
お祝い事のしきたりや、用意するものなどをまとめてご紹介します!
もくじ
生まれてから5歳までにあるお祝いごと7つ
お祝いごとって、ただ伝統にのっとるだけでもワクワクドキドキするような素敵なイベントなのですが。その由来や意味を知ると・・・
愛くるしいわが子に対しては、「生まれてくれてありがとうー!」って改めて胸が熱くなりますし、
自分を産み育ててくれた両親へも「愛してくれてありがとうー!」と伝えたくなるような、
親心が込められているんだということに気づきます。そんな心温まるお祝いごとを7つ、あなたにお届けしますね♪
お七夜【生後7日目】
赤ちゃんが生まれてから7日目の夜、健やかな成長を願ってお祝いの膳を囲みます。
そして、集まってくださった皆さんに赤ちゃんの名前を披露します。
生まれてきた赤ちゃんが家族、そして社会の一員として仲間入りするお祝いの儀式です。
(なんと、平安時代からある習わしのひとつだそうですよ!)
昔は親戚や友人などを招いて盛大にお祝いされていたそうです。現在は出産を終えたママの退院祝いと兼ねて内輪でお祝いするご家庭も多いです。
- 赤飯
- 尾付きの鯛
- 昆布
- 紅白の麩、などの膳と
- 半紙などに赤ちゃんの名前を書いた『命名紙』
正式に行う場合は【奉書紙】に名前を書きます。
命名紙を貼る場所は、神棚の下や床の間の鴨居、赤ちゃんの枕元などです。(わが家は神棚の下に貼りました。)
ちなみに私がお世話になった産婦人科では退院時にPCで印刷された命名紙のプレゼントがありました。とても嬉しくて、思い出として大切に保管しています。
お宮参り【生後31日目(地域によって時期が異なります)】
もともとはその土地の氏神様(守り神)に赤ちゃんの誕生を報告し、氏子の一員として認めてもらう儀式だったそうです。
現在では、【神社に参拝してお祓いをしてもらい、赤ちゃんの誕生を感謝して健康と成長を願う】という意味合いになっています。
- 1つ身(0歳から2歳の子ども用)の内着を着せて、
- 羽二重の紋付を掛けます
(わが家はセレモニードレスを着せ、上から紋付を掛けました) - 予約の必要があるか、当日の込み具合はどうかなど神社への確認が必要です。
- 神社への謝礼【御初穂料・御玉串料】は、3000円~10000円。
(ちなみに私の住む地域の相場は5000円です)
お宮参りの際は、父方の祖母が赤ちゃんを抱くのが正式です。
でも、実際はなかなか家族の都合も合いませんよね。
家族の都合が合わない時は、ご両親だけで神社へ出向いてもOKです(*´▽`*)実際、ご両親だけで出向かれる方も増えているそうですね。私の周りにも数名(数家族?)いらっしゃいました。
あ、そうそう!お宮参り後にご家族やご親族の皆さんでお祝いをする場合は、食事会の手配など早めにするよう心がけましょう。時期が重なると神社の近くなどは特に予約も取りにくくなります。
服装については、パパはスーツ、ママはフォーマルな授乳服でお参りされる方がほとんどです。
内祝い【生後1か月~2ヶ月】
これ、私は知らなかったのですが。内輪の喜びを周囲にもおすそ分けするために行うもの、なんですね!
もともとは出産を知らせたい人みんなに贈るものだったのですが、【出産祝いの催促】にも取れるとのことで、最近は出産祝いの【お返し】として贈ることが多いようです。
私は、もともとから「お返し」という意味だと思っていました。
- 一般的にはいただいた贈り物や金額の半分ほどです。
- 贈る物はタオルなどの日用品やコーヒー、お米、おかしなど。たくさんあっても困らないものや日持ちするものが選ばれています。
お食い初め【生後100日】
生まれてきた赤ちゃんが、これから一生食べ物に困らないようにという願いを込めて行う儀式です。
赤ちゃんに用意したお料理を少しずつ食べさせる真似をします。
食べさせる真似は、親類の中で長寿の方にお願いします。
- 内側が赤で外側が黒の漆の食器
- 柳の白木のお箸
- 一汁三菜
- 小石(歯固め)←歯が丈夫になるようにという願いが込められています
【お食事メニューの例】
- 赤飯
- 尾付きの鯛の焼き物
- 煮物
- 香の物
- 吸い物
自宅で行うのが一般的ですが、場所に決まりはありません。レストランやお料理屋さんでお祝いされる方もいらっしゃいます。
このころちょうど離乳食の準備もはじめる頃なので、赤ちゃん用の食器に盛り付けてあげてもいいですね。
初節句【5月5日】
男の子の無病息災や立身出世、厄除けを願う行事です。
新芽が出るまで古い葉が落ちないということから、家系が絶えない縁起物として【柏餅】を食べます。
菖蒲の葉を入れた【菖蒲湯】に入ります。
毎年お祝いをしますが、初節句は特別!盛大にお祝いしましょう!
【兜の飾り方】
お店の方から教えていただいたのですが、金属や衣装を素手で触ってしまうとカビや錆が出やすくなるそうです。そのため、手袋をして取り扱うといいそうです。節句の後はお天気が良くて乾燥した日を選び、梅雨前には片付けましょう!
- こいのぼり
- 兜
- 五月人形
(遅くとも1週間前には飾りましょう)
※端午の節句で使う飾り物は祖父母から贈られるのが一般的です - ちまき
- 柏餅
- 尾付きの鯛
一升餅【満1歳】
1歳まで無事に成長したことをお祝いし、この先も健やかに育つことを祈る伝統行事です。
『一升』と『一生』をかけて、一升の丸餅を風呂敷などに包んで背負わせます。
- 一生まるく長生きして
- 一生食べ物に困らないように・・・。
という願いが込められています。
- 年齢や子どもの名前を書いた一升餅
- 背負う時に使う風呂敷や餅袋、リュックサックなど
お餅は地元のお菓子屋さんで注文しました。地域によっては祝い方も異なります。(餅を背負うのではなく、赤ちゃんにわらじを履かせて餅の上に立たせるなど)
七五三【3歳・5歳】
男の子が3歳と5歳(地域によっては5歳のみだったりと、異なります。)の11月15日に神社に参拝し、子どもの成長を祈ります。
初めての七五三(3歳)の時には、お宮参りで着たお祝い着を仕立て直して着せてもいいですね。
わが家は迷いに迷った結果、前撮りすると当日格安で着物を一式レンタル出来る(しかもヘアセット付)という特典に魅かれて写真スタジオで着物一式をレンタルしました。
- 3歳は紋付二枚重ねにへこ帯と袖なし羽織
- 5歳は羽織袴
- 足袋
- 扇子
- 千歳飴
- 草履
- 履き慣れた靴(マジックテープじゃないもの)
※草履だと足が疲れる場合もあります
※マジックテープだと着物が傷んだりなどトラブルが発生する可能性もあります
着付けや写真スタジオの予約は早めに行いましょう!
(私は7月に前撮りをしましたが、5月にお願いするとさらに割引サービスがついたそうです(´◉◞౪◟◉))
両親の格好は
ママ:着物orワンピース
パパ:スーツ
が多いそうですね。私の場合は、3歳になる長男の下に0歳の赤ちゃんもいて、
何かあった時にとっさに動ける格好でいたいので(笑)今回はワンピースを着ていくことにしました。
7つのお祝いごとをご紹介しました!
- お七夜(おしちや)
- お宮参り(おみやまいり)
- 内祝い(うちいわい)
- お食い初め(おくいぞめ)
- 初節句(はつぜっく)
- 一升餅(いっしょうもち)
- 七五三(しちごさん)
どれも、わが子の「成長と健康」を願う愛たっぷりの風習なのだと思うと、その親心に胸が熱くなりますね。
準備や当日、後片付けなど色々と大変なこともありますが。共に、頑張りましょうね!
そして、これら7つのお祝いごとは、普段なかなか会えないみんな(親戚など)が笑顔で集えるいい機会でもあります。
生まれてくれて、今もこうして笑ってくれているわが子に。そして、
わが子を見守ってくださっている周囲の皆様に。
「ありがとう!」と
「大好き!」と
「これからもよろしくね!」を、この機会に
思いっきり、伝えちゃいましょう!
以上!男の子兄弟ママ、ねちたろでしたっ。
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