2歳になると、なんでも自分でしたがるようになってきます。これはとっても嬉しいことですよね!でも、まだ2歳の子どもに、どこまで手伝わせていいのでしょうか?
今回は2歳児にもお願いできる簡単なお手伝いの具体例を14個、ご紹介します。
もくじ
2歳児が楽しく挑戦できる簡単なおてつだい(ご飯の準備編)
- 玉ねぎ、バナナ等の皮むき
- ゆで卵の殻むき
- 卵を割る
- きのこ類をバラバラにほぐす
- 野菜を洗う
- 一緒に包丁で切る
- レタスなどをちぎる
- ボールに入った卵や、鍋のスープ類、フライパンの具などを混ぜる
- 味見する
- 食器の準備をする
- 盛り付け・飾りつけする
- ご飯をつぐ
- 台をふく
- 配膳する
1.玉ねぎ、バナナ等の皮むき
- 玉ねぎは、こどもにお願いするととにかく楽しそうに皮をむきます。「茶色い部分だけ剥いてね」と声をかけてあげるとしっかり理解します。肌触りや色、香りなど食育にぴったりです。
ただ、刺激があるので玉ねぎを触った手で目を触らないように声をかけてあげましょう。また、もしも目を触ったりした時の為に、近くに目や手を洗うためのお水と洗面器、タオルを用意しておくと安心です。 - バナナは、意外と房の付け根?の部分が硬くて剥きにくいです。実がつぶれてしまうこともあります。はじめは少し切り目をつけてあげておくと楽しく挑戦できますね。
2.ゆで卵の殻むき
ゆで卵は、
- 殻がむきやすくなるゆで方をします。
- 出来上がったゆで卵を1つずつ大きめ(リンゴが3つ入るくらい)のビニール袋に入れます
- そのままこんこんこんっと軽く机などで叩いてヒビを入れていきます
- ビニール袋を広げてその中で卵の殻を剥いていきます
衛生面もありますが、卵の殻が爪の間に入るととても痛いですので、爪はあらかじめ切っておきましょう。
3.卵を割る
これにつきましては、「出来るようになる」まではとにかく数をこなす事です。まずは、
- 割ったら中身が出てくるというワクワク感
- 卵の質感や、殻を割るために必要な力加減の難しさ等
を出来るだけ楽しく体感してもらうことを目的に挑戦してもらいましょう♪
4.きのこ類をバラバラにほぐす
まさに2歳児にぴったりのお手伝いのひとつです!触感、香り、色や種類。適度な弾力性。ほぐす楽しさ。こどもは夢中で取り組みます。夢中になるあまりほぐしすぎる場合もあるので、横から適度に料理に使う分をとっていきましょう(笑)
5.野菜を洗う
こどもは水が大好きですよね。水の楽しさと同時に大切さを学ぶことができ良い機会になります。また、「これはニンジンさん」など、野菜の名前を覚えながら楽しく取り組めます。水は跳ねたりこぼれたりすることがあるのでタオルは多めに準備をしておきましょう
6.一緒に包丁で切る
こどもは思わぬ行動をとります。切るときだけでなく、使った後の包丁の置き方によっては思わぬ事故を招くこともあるので、すべって落としたりしないように布巾の上に柄が乗るように置くなどの工夫をしておくと安心です。
7.レタスなどをちぎる
こどもって、「ちぎる」作業も大好きですよね!紙とはまた違う感覚で楽しく取り組めます。息子はレタスが苦手ですが、何故かつまみ食いするレタスは好きで、よく食べています。(笑)食育にも、好き嫌いの克服にも「お手伝い」はとてもいい機会を作ってくれます。
8.ボールに入った卵や、鍋のスープ類、フライパンの具などを混ぜる
安全を確保できるのであればお鍋やフライパンなどの具もお願いしてみてもいいですね。その他にもホットケーキミックスやお好み焼きの生地など、いろんなものに挑戦できます♪
9.味見する
これも立派なお手伝いですよね♪味見の時に感じるあの不思議な「特別感」は、親子の時間をより優しく包んでくれます。
10.食器の準備をする
必要な食器を一緒に選びます。深いもの、浅いものなど、お料理に合った食器を選ぶ練習にもなります。色や形などその子の好みも知れたりと、親にとっても面白い発見があります♪
11.盛り付け・飾りつけする
サラダの仕上げにミニトマトを乗せるなど、簡単な盛り付けをお願いします。盛り付けを通して色彩感覚や空間認知能力を育むことができます。ただ・・・盛り付けが完了する前に、盛り付ける予定だった食材(トマトなど)がなくなってしまうというプチハプニングもあります。(小さな怪獣に食べつくされる可能性あり)
12.ご飯をつぐ
炊き上がりを避けて、なおかつ安全を確保できる環境の中でお願いするとより安心です。もしも熱いお米が手についてしまった時の為に、濡れタオルを用意しておくと便利です。
13.台を拭く
「ご飯が出来たよ~」と、親子で一緒に家族に伝え、台の上を片付けて、台拭きをします。はじめにお手本を見せてあげると上手に真似っこして同じように拭いてくれますよ。
14.配膳する
ガラスや瀬戸物に比べて、落として割れた場合も比較的安全なので、配膳をお願いする時の食器は木のお椀やプラスチック製のものをおすすめします。
お手伝いをお願いする際の注意点・ポイント
実際お手伝いを頼むには「子どもの動作や判断を待つ時間」と「準備などの手間」とアクシデントなどへの「覚悟」が必要になります。お互い楽しく過ごすために、お互いに無理のない範囲で、お願いしましょう♪
- まずはお手本をみせる。子どもはしっかりと見て学習します。
- たとえば、この間出来たとしても、今日「出来なくて、当たり前」です。結果よりもプロセスが大事!
- 「お手伝い」の目的は戦力になってもらうこと、じゃなくて向上心や自己肯定感、満足感など子どもの成長を見守ること。子どもではなくこちらが「お手伝い」することです。
- 出来たらすんごい!心の底からほめちぎりましょう。
(内心、こどもをサポートできた自分の事も褒めちぎりましょう!) - 時間がものすごーーーくかかるものだと思っていて、ちょうどいいです。
- なんせ2歳。やけどやケガの恐れがあります。目は絶対に離さないでください~!すぐ洗ったり冷やしたり、拭いたりできる環境の準備が必要です。
大変なことばかりじゃん・・・としり込みしたくなりますよね。でも、親子で乗り越えるからこそ得られるメリットもいっぱいあるんですよー!食育になるとか、手先の運動になるとか。自主性をはぐくむとか、考察力が高まるとか・・・。そんなこどもへのメリットはもちろんですが、私たち親にとっても得なことがあるんです。
お手伝いをさせることによって生まれる、親にとっての5つのメリット
- わが子に向上心や意欲が生まれると、親も嬉しい。頼もしく感じる
- 小さな達成感を積み重ねていく事でこどもの自信・自己肯定感につながる
- はじめは大変だけれど、いつの間にかその子の力となり、人生の糧になる
- 親子の時間を楽しむことができる。子育ての楽しみが増える
- 濃い思い出が増える(ママやパパの人生の宝物が増える)
まとめ
今回は具体的な例として14項あげましたが、結論から申し上げますと子どもの安全を確保したうえでなら、2歳のお子さんでもお手伝いさせられる範囲は広いです!
私は今まで、まだ2歳だからと、自分で勝手に境界線を引き、あれもこれもと控えてきましたが。実際、思い切ってさせてみるとなんとまあ面白いことに、意外と何でもできるんです!
決してはじめから上手に、というわけではないですが。わずか2歳にして彼らは着実に、一歩ずつ。学び進んでいっています。一人前にしっかりと用心をしながら。大人の行動をまねしてお手伝いします。あなたも、時間と心に少し余裕があるときに是非、一度させてみて、おっとこれは危険かなと感じたら手を差し伸べてあげる、という形で挑戦させてみてはいかがでしょうか?少し大変な時もありますが、得られるものはでっかいですよ(´◉◞౪◟◉)♪
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