「子宮頚管が短くなっています。」
「これ以上短くなったら入院ですよ。」
「切迫早産なので自宅安静してください。」
「安静に、していてください。」
突然、医師から言い渡された「自宅安静」という指示。
わかっちゃいても、実際上の子がいるならば「安静」なんて難しいですよね。
家事は目をつぶってある程度放り投げてしまえても。
仕事は「診断書」を提出してお休みをいただく事が出来ても。
どうしても。
育児には「お休み」がありませんから。
体調によっては、室内遊びの相手ならしてあげられる時もあると思います。が!
そうでない時は、無理せず時には「テレビ」も活用して上の子やお腹の赤ちゃんとのひと時を穏やかに過ごしましょう。
ねちたろ
もくじ
切迫早産で自宅安静中、上の子に仕方なくテレビを見せているママ。
上の子と本当は、遊んであげたい。一緒に笑ってあげたい。
と思う心とは反対に、ママは今
- 動かない身体
- 動けない身体
- 動かしてはいけない身体
「ごめんね…。」
そう心を痛めながら、仕方なく。テレビをつけているママも多いです。
周囲もただただ知識やその時の情報として
- 目が悪くなる
- 脳や成長に影響が出る
- 寂しい思いをさせる
- 上の子の心が不安定になる
など淡々と発信しています。
一生懸命なママであればあるほど、これらの「情報」は心に突き刺さります。
「私が動けないせいで…」
「この子の成長に良くないとわかっていながら…」
と自分を責め続け罪悪感に苛まれながら、結局。
今日も横になって、テレビを見る上の子の背中を悲しく見つめることしかできない。
ねちたろ
でもね。少しだけ、思い出してみてください。
「テレビを全く見せないことが正解」ではない
よくデメリットばかり一人歩きしているテレビですが。
そんなテレビには思いのほかメリットも沢山あります。
- テレビで覚える歌や言葉も沢山ある
- 同じ年くらいのお友だちとの会話に自然となじめる
- 子供にとって特別な至福の時間・楽しい時間・学びの時間
1.テレビで覚える歌や言葉も沢山ある
テレビでは、親である私たちが普段なかなか教えてあげられないことや物(知らない歌・説明が難しい遊びや知識・実際にはなかなか見せられない自然の世界等)を見せてあげることができます。
また、子どもたちはその時その時代の歌や踊りなど、意外と小さなころから覚えていたりして。大きくなった時に懐かしく感じる温かい思い出のひとつになったりもするんです。
2.同じ年くらいのお友だちとの会話に自然となじめる
上記では大きくなってからの「思い出のひとつ」になるとお話ししましたが、小さい「今」も同じです。
同じくらいの年齢のお友だちと、
- 同じ歌を一緒に楽しく歌えたり
- テレビで覚えた踊りを一緒に踊れたり
- 熱く語れたり(○○レンジャーについて等)
テレビを見ているとわかる内容の話でも自然と楽しめる機会もあるんです。
また、入園した保育園で習う体操や歌の中でも、テレビと同じ歌や踊りがあったりするので、その時はラッキー!覚えるのが早くなったりします♪
3.テレビは子供にとって特別な至福の時間・楽しい時間・学びの時間
罪悪感を抱いているママにとって、テレビを見せてしまうという行為は「罪」そのもの…。
しかし、思い出してみてください。
ご自身が小さかった頃、「テレビを見ていいよ」と言われたあの時どんな気持ちだったでしょうか。
ねちたろ
また、地域によって違いますが保育園や小学校でも授業に「テレビ」が活用される機会が多々あります。
テレビを見せること=必ずしも「罪」ではないことがわかりますよね♪
大事にしたいのはテレビの「時間」よりも「見せ方」
確かに、ママには切迫早産で医師から自宅安静の指示が出ている。
とは言え…
ずっとテレビを見せっぱなしだと
- 上の子に寂しい思いをさせてしまうのではないか
- 脳に影響が出てしまうのではないか
と大きな不安に襲われて、胸がぎゅうっと苦しくなる事もあると思います。
ねちたろ
テレビの影響で上の子の心が不安定になる?
確かに、妊娠中はママの心身も、上の子の心身も不安定になりやすいです。
ママはホルモンバランスの関係もありますし、実際お腹でもう一つの命を育み・守り続けているわけですので心身の消費するエネルギーの量も凄まじいことになります。
そんな中上の子のお世話も休みなく行っているので、心身に余裕がなくなるのは当然のことです。
一方、上の子はというと…。まだ小さくても
- ママが頑張っていること
- ママが疲れていること
- お腹や体調に変化があるということ
- 今までとは「何か」が変わっているということ
これらの「変化」に、漠然とですがしっかりと気づいています。
まだ小さい上の子が、
- 体調を崩してしまったり
- 甘えん坊
- 泣きべそ
- イヤイヤ期再来!?
になってしまうのも、ごくごく自然なこと。
ママのせいでも、その子のせいでも、テレビのせいでも。
誰のせいでもありません。
上の子が不安定になっても、それはママの力不足・愛情不足だなんて思わないでくださいね。
テレビを「ずっと」見せるって、どのくらい?
悪影響が出てしまうのはどんな状況の場合なのでしょうか。
「切迫早産で自宅安静中」の期間、見せていただけで脳に悪影響を及ぼすのでしょうか。
確かにずーーーーーーーーーーっと見続けていると目が疲れてしまうことは有りますので、合間に休憩を挟んだりすることはとても良いことだと感じます。
しかし、ただでさえ心身ともに頑張っている&疲弊して追い込まれている状況の時に、
「テレビをつけてしまってごめんなさい…」
なんて、もっとご自身を責めて苦しめる必要はありません。
一工夫すれば、悪影響どころか、テレビはあなたにとっても上の子にとっても「味方」になります♪
- ご飯の間は消すなど、約束をして(見通しをつけて)テレビを見せる
- 番組(DVDなど)が1本終わったら休憩、などルールを上の子と考えて決める
- テレビを見ている間ママはしっかりガッツリ休憩する
「一緒に見よう」それだけで上の子にとってテレビの時間が至福の時間に変わる
大事なのは、テレビをつけている「時間」よりも、その時の「過ごし方」。
- ママがそばに居てくれる
- 時々声をかけてくれる
- 同じ方向・もの(テレビ)を見て笑ってくれる
- 頭や背中を撫でてくれる
それだけで、上の子は嬉しいんです。
ママがきつくて横になっていても、「大好きだよ」の気持ちでいるだけで子供には愛情がたっぷりと届きます。
もちろん、寂しさも無くなるわけではないと思います。100%満足するかというと、動いて遊びたい気持ちだって沢山あるかもしれません。でも、その気持ちとは別に。この時間も「嬉しい」のです。ママと穏やかに過ごせる、この時間も。
ねちたろ
切迫早産で自宅安静中上の子にテレビを見せているママが今一番理解すべき事
おさらいですが、ママは今「切迫早産」で「自宅安静」の指示が出ています。
- 動かない身体
- 動けない身体
- 動かしてはいけない身体
です。一生懸命なあなただから、今もきっと。無意識に絶対無理している状態ですよね。
無理をしてもどうしても身体が思うように動かなくなって、泣く泣く上の子にテレビを見せている…と感じていらっしゃるんですよね?
お腹の赤ちゃんの為にあなたがすべきことは、工夫して身体を「休める」こと。工夫して、なるべく身体を動かさないこと。それは「罪」でも「甘え」でも「なまけ」でもなく、赤ちゃんとあなたの命を守るための賢明な行動です。
ねちたろ
テレビも同じ。上の子とママとお腹の赤ちゃんを同時に守る為にとる「手段」の一つ。工夫の一つであって、「罪」ではないんですよ(*´ω`*)
だから、今はどうか堂々とテレビを活用して
- 思いっきり
- 特別な時間を
- 上の子と一緒に
- 楽しく穏やかに
過ごしてくださいね。
テレビの活用術!面白い番組や為になる番組がない時はYouTubeよりもDVDがおすすめ
テレビ番組を見せるというのも1つの手ですが、どうしてもデメリットが発生します。
それは、子供番組がない時間帯のテレビ…。見る子もいるかもしれませんが、うちは
息子
と不機嫌になった時もありました・・・。
かといって、YouTubeだと、次々に面白い映像が流れてしまうので区切りがつかず「休憩時間」を挟みにくくなります。
ここでおすすめなのは、上の子が好きなものや教養になる物をチョイスしたDVDを見るというものです♪
- 短編のアニメなど、飽きずにみられるものを選ぶ
- 歌や踊りがある楽しいものを選ぶ
- 上の子が好きな内容のものを選ぶ
- 上の子の年齢に合った内容を選ぶ
- ついでに勉強にもなるようなものを選ぶ
我が家は、下の子を妊娠中上の子は1歳すぎ(因みに男の子です)でしたが、ドハマりしていたのは「こどもちゃれんじ」のDVDでした。やっぱり沢山の人生の先輩方やプロの方が考え続けた内容だけあって、
- 勉強にもなる
- 長く使える(成長してからも楽しめる)
- 意外とコスパも高く感じない
- いつでも退会できる
- なんせ子供がハマるw
ので、有り難く有り難く活用させていただきました。
他にも、
- 乗り物や
- 恐竜
- アンパンマン
- ディズニーのアニメ短編集
が好きだったのでそのDVDを見せていました。
※↑このDVDも好評でした♪
DVDはレンタルも可能ですが、借りに行くのはママじゃなくて周りの人にお願いしましょうね!
ママと、上の子と、おなかの赤ちゃん。
みんな穏やかに、楽しく過ごせますよう祈っています。(*´▽`*)